今年、投資家の視線が株式市場に集まる一方で、債券市場が相対的に安定していた点は、ほとんど見過ごされてきた。しかし、大手運用会社キャピタル・グループが運用するアメリカン・ファンズの債券ファンドは、新型コロナウイルス騒ぎの間にトップクラスの運用成績を上げ、長期でみれば、着実に債券ファンドの頂点に登り詰めた。
1931年に設立されたキャピタル・グループは、抜本的な改革によって、静かに有数の債券運用会社へと変貌を遂げた。同社は2兆ドル以上の資産を…
WEEKLY 2020年7月5日号
債券ファンドでアメリカン・ファンズが静かに台頭
American Funds’ Quiet Rise to Bond Dominance
キャピタル・グループの抜本改革が奏功