米労働統計局が発表した雇用統計によると、米国の7月の非農業部門就業者数は約180万人増加し、4月以降では約1000万人の増加となった。前回の雇用統計発表以降、新型コロナウイルスによる感染が再度増加しているにもかかわらず、労働市場の回復は続いている。2月から4月の失業者数の約40%に相当する雇用が復活した。
しかし、雇用の回復にはばらつきがあり、あまり改善のみられない業種が多く存在する。7月の民間部門における雇用増加の80%以上を小売店、レストラン、…
WEEKLY 2020年8月9日号
7月の雇用統計、予想を上回るも回復は限定的
July Jobs Report Was a Pleasant Surprise but Recovery Remains Limited.
非接客業、ホワイトカラー、フルタイムの雇用回復が鈍く、予断は許さない