何もしないことこそが、最も強力な行動であるという場合もある。米連邦準備制度理事会(FRB)が、9月15日から16日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で、新たな景気浮揚策を打ち出さなかったため、一部の観測筋を失望させた。しかし、失望した投資家や批判者は、FRBが達成できること、そしてFRBが発表したことの重要性、この両方を誤解している。
FRBが「FOMCの判断する最大限の雇用水準と労働市場の環境が整合的になるまで、またインフレ率が2%に上昇し、一定期…
WEEKLY 2020年9月20日号
米FRB、大幅な政策変更で「パンチボウルは片付けない」と表明
The Fed, in a Big Policy Shift, Said It Won’t Pull the Punch Bowl
従来の予防的アプローチから新しい枠組みへ