米国政治の行き詰まり状態はすぐには解消せず、ねじれ状態の政府が続けば、引き続きコロナ禍で苦しむ経済に有効な支援策を講じることは難しいと思われる。
これは経済成長の先行きにとっては悪いニュースだ。結局のところ、経済規模は本来の状態から約5%縮小し、米国民の約1160万人が失業中、あるいは、今年の2月に比べると潜在的失業の状態にある。4月以降に約2000万人が復職したものの、多くの人が26週間以上職に就いておらず、経済の回復は十分とは言えない。さらに…
WEEKLY 2020年11月8日号
ねじれ状態の政府の下でFRBができること
Divided Government May Push the Fed to Go Bigger
創造的融資プログラムによる支援