株式市場で新規株式公開(IPO)の銘柄が活況となっている状況は、ハイテクバブルとその後の株価急落の記憶を蘇らせつつある。だが、そうした懸念は誇張されている。
確かに、IPO市場のミニバブルといえる状況は気になるところだ。取引初日にIPO価格の2倍以上を付けた銘柄は、2020年は19銘柄に上り、ドットコムバブルのピークだった2000年以降で最も多くなっている。食事宅配のドアダッシュ<DASH>は初日に86%の上昇(2倍ではないが)となり、民泊仲介大手のエアビーア…
WEEKLY 2020年12月13日号
IPO銘柄の賑わいと株価調整の組み合わせは悪くない
Soaring IPOs Can’t Lift the Market. Why That’s Good News.
ボラティリティ低下なら資金流入期待