2020年が災いの年だったことは間違いない。しかし、ハイテク投資家にとっては素晴らしい年だった。
モルガン・スタンレーのアナリスト、キース・ワイス氏は先週の投資家向けレポートで、2020年にソフトウエア株が平均で81%上昇したと書いた。主な要因は、低金利、在宅勤務への移行、グロース株投資家の代替投資先の欠如だったという。しかも、サブスクリプション収入が増加しつつある企業では経費を削減したことで利益率が押し上げられた。
ナスダック総合指数は年…
WEEKLY 2020年12月20日号
2021年のハイテク株の行方を占う
After a Big Year for Tech Stocks, 2021 Looks Very Different
IPOとM&Aは活発化する一方、バリュエーションの割高化を背景にリターンは低下へ