ノーベル賞がウォール街の注意を引きつけた。昨年10月7日、スウェーデン王立科学アカデミーは、クリスパー・キャス9(CRISPR/Cas9)を開発した2人の科学者に2020年のノーベル化学賞を授与した。クリスパー・キャス9は、細胞のDNAに存在するほぼ全ての配列を発見・編集することができる分子のはさみである。
この技術は、エマニュエル・シャルパンティエ氏とジェニファー・ダウドナ氏によって2012年に開発され、まれに見る速さで商業化されてきた。ノーベル賞は、クリス…
WEEKLY 2021年1月17日号
遺伝子編集がバイオテクの最先端に浮上
With Rare Speed, Gene Editing Emerges as Biotech’s New Cutting Edge
まれに見るスピードで商業化