ハイテク部品の補給線は今、ホットな政治問題となっている。バイデン大統領は2月24日、半導体、電気自動車用電池、医薬品、レアアースなどの重要物資の供給確保を目指す大統領令に署名した。
本大統領令が目指す補給線の確保は簡単なことではないが、それは中国が絡むという理由だけではない。半導体と最先端電池を製造する有力企業は台湾と韓国にある。これは米政府にとって困難な課題だが、新興国市場に対する投資家にとってはチャンスだ。
マイクロチップとも呼ば…
WEEKLY 2021年3月7日号
台湾と韓国が米国のサプライチェーンのカギを握る理由
Taiwan, Korea Hold Keys to U.S. Tech Supply Security
サプライチェーンのボトルネックは最大の政治的リスク