ラスベガスは息を吹き返しつつある。
2020年3月、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)はラスベガスに大打撃をもたらした。ギャンブル業界は景気の下降局面でも往々にして底堅い業績を挙げるが、カジノが約3カ月も閉鎖されていては、事業を通常通りに維持することは困難である。コンベンション(博覧会、見本市などの大規模イベント)事業も干上がってしまった。さらに、ビュッフェや目玉となるショーが中止され、ロックダウン(都市封鎖)が施行されたこと…
WEEKLY 2021年6月6日号
コロナ後の時代に調子づくラスベガス
Las Vegas Presses Its Luck in the Postpandemic Era
レジャー客が戻る一方、ビジネス客の回復は低調