先週は、前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)がなかったような相場展開だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)がより引き締めに前向きな「ドットチャート」を発表し、市場に小さな衝撃を与えてからまだ2週間足らずだ。特にダウ工業株30種平均(NYダウ)の場合、FRBが引き締めに対してより積極的になることで、市場を支えている成長が鈍化するのではないかという懸念から、FOMCが開かれた週のパフォーマンスは昨年10月以降で最悪となった。
こうした懸念は、先週の1週…
WEEKLY 2021年6月27日号
再び急騰した市場の内側
The Market Is Soaring Again. Inside the Dow’s Big Week.
企業業績の予想が相場の方向性を最終的に決める
FOMCの影響を抜ける
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