クルーズ会社ロイヤル・カリビアン・グループ<RCL>のリチャード・フェイン最高経営責任者(CEO)は自社の公式ブログで歌を歌う癖がある。6月下旬、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から1年以上ぶりに米国からクルーズ船が出港した後、同氏は「ああ、なんて美しい朝だ」と口ずさんだ。業界に対する規制が緩和された7月中旬には「やっと視界が晴れた」と歌った。
そこに待ったをかけているのがデルタ変異株だ。ここ1週間ほどで感染者数と死者数が急増…
WEEKLY 2021年7月25日号
旅行業界は感染者数急増という大きな試練に直面
With Cases on the Rise, Travel’s Rebound Faces a Big Test
割安な旅行関連株6銘柄を紹介