ウォール街とそれ以外の世界との違いがこれほど鮮明になったことはない。タリバンによるアフガニスタン支配の復活という米国の外交政策上の大失敗にもかかわらず、株式市場はほとんど動揺することなく長期連勝を続けている。
これには正当な理由があるのかもしれない。バンク・クレジット・アナリスト(BCA)リサーチの地政学ストラテジスト、マット・ガートケン氏は、アフガニスタンの状況がマクロ経済に与える影響は限定的だと言う。「むしろ、米国は戦略的により重要…
WEEKLY 2021年8月22日号
アフガン撤退、市場への影響は限定的
After Afghanistan, China and Iran to Pose Tests for U.S.
米、対中・イラン政策を強化