最近ウォール街で繰り返されている言葉がある。インフレはすでにピークに近づいており、過去40年で最速の物価上昇を気にすることはないというものだが、これは正しいのだろうか。
インフレがピークに達したとの見方の根拠は購買担当者景気指数(PMI)だ。コーナーストーン・マクロのチーフ・エコノミスト、ナンシー・ラザー氏は、米サプライ管理協会(ISM)の製造業調査で新規受注と生産の乖離(かいり)が縮小しており、需給の不均衡の緩和が示唆されると言う。ジェフ…
WEEKLY 2022年1月16日号
インフレはまだ続く
Don’t Trust the Conventional Wisdom: Inflation Isn’t Peaking
需要が促進の一面も