ロシアがウクライナに侵攻したにもかかわらず、あるいは侵攻したからこそ、株価は先週上昇した。ロシアが侵攻するリスクは数週間前から市場に垂れ込めていたため、実際に戦争が始まったことで、投資家の関心は解決の可能性へと移ったのかもしれない。一部のトレーダーは、米連邦準備制度理事会(FRB)がウクライナ情勢に対応して引き締め姿勢を緩め、リスク資産価格にとってさらなる上昇の機会となる方に明らかに賭けていたようだ。
主要株価指数を見ると、FRBの引き締…
WEEKLY 2022年2月27日号
落ち着く株価、波乱含みの原油
Stocks Ride Out the Initial Storm. Oil Is Still in the Thick of It.
ロシアのウクライナ侵攻で不透明感続く