2月初めのOPECプラスの会合以降、世界の原油価格はおよそ11%上昇し、2014年以来の最高となった。そして主要産油国はほどなく、原油生産量の水準について、新たな決定を行う見通しだ。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成されるOPECプラスは、次回会合を3月2日に開催する。ロシアによるウクライナ侵攻が、すでに逼迫(ひっぱく)している原油供給を混乱させるおそれがある。半面、イランと主要国が核をめぐる交渉で合意すれば、世界市場で原油の供給…
WEEKLY 2022年2月27日号
原油価格、高止まりの見通し
Russia’s Invasion of Ukraine Could Keep Oil Prices Higher.
OPECプラス3月会合の行方を占う