消費者物価の上昇は見た目以上に深刻で、しかもまだ始まったばかりかもしれない。
2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.9%上昇し、40年ぶりの高水準となった。変動が大きい食品とエネルギー価格を除いたコアCPIは同6.4%上昇した。物価安定を目指す米連邦準備制度理事会(FRB)の目標の3倍超だが、これはロシアのウクライナ侵攻が経済に影響を及ぼす前のことだ。
だが、現在CPIから食品とエネルギーを除くことは間違いではないだろうか。そこで、逆に必需品…
WEEKLY 2022年3月13日号
エコノミストが軽視する物価上昇に注目
Here’s Why It’s Time to Focus on the Inflation Economists Ignore
コアCPIでは見えない問題