インフレが加速し、米連邦準備制度理事会(FRB)は積極的な金融引き締めに向かっている。米国経済は活況だが、リセッション(景気後退)に陥る可能性が出てきた。東欧での戦争により、そのリスクは一段と高まっている。
著名なエコノミストらは、米国が今後12~18カ月以内に景気後退に陥る確率を3分の1程度と予想している。2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻以来、確率はほぼ倍となり、相当な水準に達した。その一因は、FRBが歴史的に景気後退を回避しつつ利上げを行…
WEEKLY 2022年4月3日号
米、利上げで景気後退に現実味
Rate Hikes Raise the Odds of a Downturn. And the Fed’s Record Isn’t All That Great.
FRBはソフトランディングが苦手?