株式市場にとって最大の恐怖が現実のものとなる一方、主要株価指数の変動は小さかった。だが、この静けさが続くと思ってはいけない。
先週、ダウ工業株30種平均(NYダウ)は週間で0.1%安の3万4818ドル27セントとなったが、S&P500指数は0.1%高の4545.86で引けた。ナスダック総合指数は0.7%高の1万4261.50となり、小型株のラッセル2000指数は0.6%高の2091.11で週末を迎えた。
米国がインフレという大問題を抱えていることを示す統計の発表が続く中、この結果は印象…
WEEKLY 2022年4月3日号
株式市場、インフレの惨事回避
How the Stock Market Dodged Inflation-Induced Disaster
マイナスの実質金利が下支え