米国の消費者物価指数(CPI)の上昇率は、2021年2月の年率1.7%から、今年2月には7.9%と40年ぶりの高水準となった。物価上昇の影響を痛感しているのは消費者だけではない。インフレによる資産の目減りを心配する必要がほとんどなかった世代の投資家にとっては、大きな変化だ。具体的には、インフレの影響に対処するために債券や株式の保有比率を調整し、コモディティーや実物資産への投資を検討する必要がある。
今年に入り、債券は株式とともに下落し、債券を「安全資…
WEEKLY 2022年4月10日号
インフレ高止まりを背景に、ポートフォリオを調整する
Inflation Is Here to Stay. How to Adjust Your Portfolio.
インフレによる資産の目減りに備える
コモディティーや実物資産への投資も検討対象に
Illustration by Stuart Bradford