株式投資を再開すべき理由
Photo illustration by Barron's staff; (reference) Dreamstime (3)
ある米銀のストラテジストが先週、今年は投資家にとって史上最悪の年になると宣告した。株式と債券が年初にひどいスタートを切った一方、消費者物価は急上昇している。こうした悪材料を年末まで引き伸ばしてみると、分散投資家はインフレ調整後に投資の半分近くを失いかねないという主張だ。もちろん、その可能性はあるが、違う見方もある。株式相場が大幅に下落するのは普通のことだ。S&P500指数が高値から20%超下落したことは1950年以降で10回ある。20%弱の下落となっ…