株価の下落は、企業の支出削減や雇用を控えることにつながりかねず、経済にはマイナス要因である一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げ方針を見直すきっかけにもなり得る。実際、FRBが2023年終盤までに金融緩和に転じる可能性もある。
少なくとも、先週は各市場でそのロジックが感じられた。原油、銅などの金属を中心に主要なコモディティー価格が大きく下落し、債券市場は急伸した。株式市場は3週続いた下落基調から反発し、ダウ工業株30種平均は5.4%上昇…
WEEKLY 2022年6月26日号
市場の不振は利上げの歯止めとなるか
Stocks Break Out. Will Recent Market Declines Restrain the Fed?
ネガティブな景況感に反して先週株価は反発