「米連邦準備制度理事会(FRB)とは戦うな」は投資家の長年のモットーだった。FRBが金融政策を策定すれば、金利はそれに従って動き、通貨、債券、株式市場の針路が決まった。長い間、FRBの定めた流れには逆らえなかった。
しかし、今やFRB自身が流れに逆らおうとしているようだ。特にインフレ対策は顕著だ。直近の消費者物価指数(CPI)が過去40年以上で最大となる前年比9%超の上昇を記録したことを考えれば、FRBの姿勢は驚きではない。インフレは米国人にとって一番の…
WEEKLY 2022年7月17日号
FRB、インフレ対策に傾注
Fed Finally Is Focusing on the Big Picture in Inflation Fight
期待インフレ率低下もセンチメントは低調