貨物列車で働くことには華がない。調査会社のフリートウェイブスのエディターであるレイチェル・プレマック氏は、「鉄道業界は『トップガン』のような映画にならない」と言う。リアリティ番組の「アラスカ鉄道24時」があるにはあるが、活躍するのはクマやヤマアラシで、プレマック氏の指摘は正しい。

賃金は悪くないが労働時間は悲惨だ。米国最大の貨物鉄道会社の研修生は、大卒でなくとも初年度に5万ドルを稼げ、それは、配管工、電気技術者および大工の初任給とほぼ同…