株式市場では先週、暗い経済ニュースは明るいニュースだった。ただし、その状態は長続きしなかった。

先週の株式市場は、週半ばまでは6月中旬に付けた安値からの反発を維持し、ダウ工業株30種平均（NYダウ）は7月19日から21日までに3％強の上昇となり、ナスダック総合指数は6％超、S&P500指数は4％超の上昇となった。しかし、景気弱含みを伝えるニュースの渦中で、22日に上昇分ははげ落ち、主要株価指数は週間で2～3.3％の上昇にとどまった。

株価を下支えしたのは債…