2022年が明日終わるとすれば、投資家にとって悲惨な年として記録に残るだろう。主要株価指数の年初来の下落率は、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が13%、S&P500指数が17%、ナスダック総合指数が25%に及ぶ。インフレ、利上げ、地政学的緊張などにより、下落相場は秋以降も続く可能性がある。
しかし、今年の混乱は好機をもたらしてもいる。株価は久々に割安な水準にあり、競争力の高いビジネスモデル、健全なバランスシート、安定したキャッシュフローを持つ企業の株式…
WEEKLY 2022年9月4日号
秋の株式市場は大荒れの恐れ
Stocks Could Have a Messy Fall. Time to Embrace the Risks
混乱を乗り切るための投資先
インフレがピークを過ぎているなら好材料
Illustration by Anthony Gerace