最新の消費者物価指数(CPI)を受けて、年内に金利政策がより引き締め方向に向かった後、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年に政策転換するとの新しいコンセンサスが強まっている。しかし、フェドウォッチャーはインフレをまだ過小評価している可能性があり、政策転換ではなく金利が高止まりすると考えるべきだ。
米労働省が発表した8月のCPIによって、インフレは広範にわたり、執拗(しつよう)で、需要がけん引していることが明確になった。クリーブランド連銀が発表…
WEEKLY 2022年9月18日号
米政策金利、高インフレで高止まり必至
Forget a Fed Pivot. Rates Will Stay High as Inflation Persists.
FRBの政策転換、期待できず