10月21日、日本銀行は低迷する円相場を支えるために介入を行った。同じ頃、米連邦準備制度理事会(FRB)は、2022年末から2023年にかけて利上げのペースを落とす可能性があることを明らかにした。こうした二つの中央銀行による行動は補完的ではあるが、1980年代のプラザ合意のような壮大な協調努力にはほど遠いものだ。また、そのタイミングは全くの偶然かもしれない。もしあなたが世界の主要な中央銀行家に偶然の一致が起こることを信じるならば、そうなのだろう。
世界…
WEEKLY 2022年10月23日号
英国が心配だが、日本の問題の方がより大きくみえる
The U.K. Is Worrisome. But Japan Looms Larger.
日銀の介入とFRBの利上げ期待の後退で株価上昇