高インフレや金利上昇、景気後退懸念で強気相場が終わりを迎えた今年、大きなリターンに慣れた投資家は報いに直面した。

先行き不透明感が続く中、はっきりしていることが一つある。これまでの10年間とこれからの10年間では、資産形成の在り方が大きく異なるということだ。10年以上にわたって年間19％の上昇を続けた強気相場は終わり、投資家は、以前よりもはるかに高い戦略性を求められる環境になっている。世界的な資産運用会社バンガードは今後10年間の米国株式の名…