退職後に向けて貯蓄する人々は、環境、社会、ガバナンス(ESG)関連のファンドへ投資先を広げられることになりそうだ。米労働省は11月22日、企業年金が投資先ファンド選択の際、気候変動などのESG要因を考慮して判断して良いとする最終判断を下した。トランプ政権下では年金基金の運用受託者に対し、投資判断の要素は投資成績に制限するとしていたが、これを覆すものとなる。
こうした変化は、ESGをめぐる政治的な争いを反映したものだ。州によってはESG投資を制限する…
WEEKLY 2022年11月27日号
今週の予定
A Rule Change Frees Retirement Plans to Offer ESG Funds—For Now
企業年金、ESGファンド組み入れ可能に