米国の投資家にとって、2023年は2年を1年にまとめたような年になるかもしれない。株式市場がリセッション(景気後退)に先立って下落した後、2024年の見通しが改善するにつれて反発すると見込まれるからだ。変わらないのは、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年と同様に市場を左右するという点だ。
とりわけFRBの利上げによって経済がリセッションに陥った場合、2023年も株価の下落が続く可能性がある。その半面、景気が緩やかに減速するだけでも、インフレ率をFRBが目標…
WEEKLY 2022年12月18日号
来年の株式リターン、10%超の可能性も
Stocks Could Return 10% Next Year. Be Ready for a Drop First
短期的には下落する見込み