人は誰でも間違いを犯すものだが、米連邦準備制度理事会(FRB)はほとんどの人よりも大きな間違いを犯しているのかもしれない。そのため、2023年が株式市場にとって再び困難な年となる可能性がある。
先週開催された12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の株式市場では、こうした懸念が前面に押し出された。FRBは市場を驚かせることなく、誰もが予想していた通りにフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5%引き上げ、投資家が徐々に受け入れていた5%強のターミ…
WEEKLY 2022年12月18日号
FRBの政策ミス、株式市場に打撃も
The Fed Is Making a Mistake—and the Stock Market Will Pay the Price
過剰なインフレ対応で景気後退に陥る恐れ