米国の投資家にとって2022年がインフレの定着と米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げという現実に向き合う年だったとすれば、2023年はこれらと共存する年になるだろう。どちらもすぐには収まりそうにないからだ。
FRBが労働市場の沈静化とインフレ抑制を追求した結果、米国は来年後半に穏やかな景気後退(リセッション)に向かう可能性がある。FRBによる金融引き締めの継続と個人消費・企業活動の抑制は、来年半ばには労働市場に重くのしかかり、広範囲で解雇が増加し、…
WEEKLY 2022年12月25日号
景気後退入りに警戒、だが悲観ばかりではない
Brace for Recession Next Year. But the Outlook Isn’t All Doom and Gloom
短期的には景気後退、長期的には楽観の兆しも
2023年のリセッション入りを予想
Barron's Staff Illustration; Bloomberg (1)