製造業は需要低迷時において世界経済の健全性を示す指標であり、生産も同様だ。
生産量で世界第2位の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタル<MT.オランダ>は、5大陸の16カ国で事業を行っている。生活費の高騰で消費者が支出を抑制したことから、この1年間は厳しい逆風に直面した。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中国でのロックダウン(都市封鎖)に対応するため、生産の縮小を迫られた。
同社の株価は過去12カ月で8.6%下落し、18日は28.90ユーロ(31.25…
アルセロール・ミタル、リセッションでも株価上昇の可能性
This Steel Maker Is Looking to Defy a Recession. That Could Drive the Stock Higher.
25%値上がり予想も
事業の規模や地理的な広がりを活用、成長市場に注力
Valeria Mongelli/Bloomberg