2023年の株式市場は現時点で、経済がソフトランディングするとの見方を織り込んでいる。一方、債券市場は不況が近くに迫っているような取引となっている。正しいのは一つだけだ。
先週の主要株価指数の動きをみると、何がソフトランディングだという声が聞こえてきそうだ。ダウ工業株30種平均は2.7%安の3万3375ドル49セント、S&P500指数は0.7%安の3972.61で引けた。しかし、S&P500指数は年初以降、まだ3.5%上昇した水準にあり、先週0.6%高の1万1140.44となったナス…
WEEKLY 2023年1月22日号
株式市場と債券市場が発するメッセージが異なる
Stocks and Bonds Are Sending Different Messages. One Is Wrong.
債券市場の悲観的な見通しのほうに分がありそう