経済と金融政策の行方に関する投資家の議論が続く憂鬱(ゆううつ)な2月相場の中、株式市場は週間ベースで先週も下落した。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の観点からは、強気と弱気の指標が同じくらい発表されており、市場の見通しは明らかに混迷している。
同じ情報であっても、受け手の状況や時間軸によって、好材料にも悪材料にも解釈され得る。このことは、経済が現時点で好調ならば米連邦準備制度理事会(FRB)による一層の引き締めにつながり、後にもっ…
WEEKLY 2023年2月26日号
どの角度から見ても株式はまだ割安には見えない
Any Way You Slice It, Stocks Still Don’t Look Cheap.
ファンダメンタルズ面では袋小路で、テクニカル指標面でも難しい局面が続く