鉄道は、発明されて以来脱線事故に悩まされ、それが変化を促す契機ともなってきた。2月3日、大手鉄道持ち株会社ノーフォーク・サザン<NSC>鉄道の貨物列車がオハイオ州イーストパレスタインで脱線して有害物質が流出した。それを受けて21日にはブティジェッジ米運輸長官が列車乗務員数の引き上げ、タンク車の安全性強化、罰金の引き上げ、そして電子制御空気ブレーキ(ECP)の導入計画などの鉄道安全対策強化を発表した。
1869年、ペンシルベニア州の技師、ジョージ・…
WEEKLY 2023年2月26日号
今週の予定
How the Ohio Derailment May Power a Company.
オハイオ州の列車脱線事故は、鉄道安全に貢献した企業の好材料となるか