誰かが株式市場に暴落のお告げをするのを忘れたのだろうか。銀行の破綻や救済が相次いでいるのに、S&P500指数は配当金を除いても年初来で4%近く上昇している。
昨年の20%下落から立ち直ったということだろうか。しかし、バリュエーションはそこまで低下したとは言えない。今年の予想PER(株価収益率)は約18倍で高止まりしている。
ツイッターへの書き込みはともかく、歯ぎしりや絶望はどこへ行ったのだろう。
弱気派は近く下落局面がやってくると予想する。モ…
年末のS&P500は4000-GS
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