先週行われた世界3大中央銀行の政策決定会合の結果、金融政策の見通しは、かえって不透明となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り、フェデラルファンド(FF)金利を0.25%引き上げ、2001年以来の高水準とした。しかしパウエルFRB議長は、今後の政策はデータ次第であると強調しており、9月19~20日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)までに多数のデータが発表される予定である。続いて欧州中央銀行(ECB)も予想通り0.25%の利上げを実施したが、次回9月1…
WEEKLY 2023年7月30日号
3大中央銀行の政策決定会合の結果 - 世界の見通しは不透明に
Three Central Banks Offer a Murky Outlook for the World
すべては今後のデータ次第だが、金利強気派には試練が待ち受ける