2023年はこれまでのところ、エコノミストは当惑し、マーケット予測者は面目を失い、投資家はもうかる格好となっている。金利の急上昇にもかかわらず、米国経済は成長を持続。インフレ率は、理想レベルには至らないが低下し、株式市場は強気相場入りした（S&P500指数は年初来17％上昇、ナスダック総合指数は30％超上昇）。

ウォール街のトップ・ストラテジストたちの間では、目先の株価見通しは、景気の今後の動向と米連邦準備制度理事会（FRB）次第であるとして、意見が…