米国株式市場にとり、9月は年間で最悪の月だ。過去には2001年に米国同時多発テロ事件、2007年にリーマン・ブラザーズの経営破綻などが起こった。また、過去3年連続で9月の株価は月間で下落した上に、2021年と2022年は年間で最悪の月だった。1928年以来、S&P500指数の9月の平均下落率は1.1%で、平均下落率が0.13%を超える唯一の月である。
しかし、今年の9月はそれほどひどくないかもしれない。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)のデータによれば、S&P500指数が8月ま…
WEEKLY 2023年9月3日号
9月の米国株式市場、アノマリーに反して上昇か
Stocks Stink in September—But This Year Could Be Different
S&P500指数構成企業の予想利益が改善