金利は昔に逆戻りしている。
指標金利の10年物米国債利回りは先週、一時4.5%の大台を突破した。2007年以来の高水準となったことが広くニュースで取り上げられ、何か特別なことのように感じるかもしれないが、実際には通常の水準に戻ったにすぎない。
この4.5%は、米国債の利回りを1790年までさかのぼって計算した平均値と同じなのだ。計算をしたのは、ドイツ銀行のグローバル・ファンダメンタル・クレジット戦略の責任者であるジム・リード氏だ。
WEEKLY 2023年9月24日号
米国債利回り、さらに上昇
Treasury Yields Are Headed Higher. Stocks Won’t Like It.
株式市場に下押し圧力
10年物米国債、4.5%の利回りは通常の水準
Chen Mengtong/China News Service/VCG/Getty Images