2年間にわたる支出の継続、金利の上昇、厳しいインフレを経てもなお、米国人の消費意欲は旺盛だ。個人消費は米国経済の約70%を占めており、コロナ禍後の消費ブームによって国内総生産(GDP)は驚くほど力強い成長軌道に乗っている。第3四半期の実質GDP成長率は速報値で約5%とされており、2021年第4四半期以来の高さだ。
消費ブームは、貯蓄が減少し、金利が上昇すれば通常は勢いを失うものだ。ファクトセットの推定では、今年の実質個人消費は2.2%増となり、昨年の2.…
WEEKLY 2023年11月19日号
金利上昇やインフレにもかかわらず、米国の個人消費は堅調
Consumers Still Have Plenty to Spend. That's Good News for the Economy
家計の余裕、労働市場の活況、潤沢な資産が支えに