米国で住宅価格の上昇が続いている。23年ぶりの高水準にある住宅ローン金利や、1980年代以降これほど手が届かなくなったことのない市場環境に逆らうかのようだ。表面的にはすべてが安定しているように見える。しかし、ある住宅専門家によれば、10年超ぶりとなる全国的な住宅価格の長期下落が間近に迫っている可能性があるという。
幾つかの具体的なショックが下落のきっかけになるかもしれない。仮に売り手が増えたとしても、あまりの高価格ではじき出された買い手が物…
WEEKLY 2023年11月19日号
米国で上昇する住宅価格、どうなれば下がるのか
Home Prices Could Come Down. What It Would Take.
在庫不足で価格が高止まり