電気自動車(EV)大手のテスラ<TSLA>の株式は、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏を非常に裕福にした。だが、S&P500指数に連動するファンドや上場投資信託(ETF)を長期間保有している数多くの買い持ちの投資家にはそれは当てはまらない。テスラは2020年末にS&P500指数に組み入れられて以降、同指数に連動するファンドのリターンを押し下げてきたからだ。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのシニア・インデックス・アナリストであるハワード・シルバーブラ…
WEEKLY 2023年11月19日号
テスラ株は実はS&P500指数をアンダーパフォームしている
Tesla Has Taken the S&P 500 on a Wild Ride to Nowhere
年初来では上昇しているものの昨年の下落分を取り戻せていない
2020年のS&P500指数組み入れ以降のリターンは5%弱にとどまる
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