2019年、米国の株式市場と債券市場は投資家に大きな成果をもたらした。唯一足りなかったのが配当である。S&P500指数の直近の配当利回りは1.80%で、昨年10月の1.92%から低下した。これは米国株の10年に及ぶ強気相場を反映している。株価が上昇すると配当利回りは低下する傾向にあるためだ。
それでも、インカム投資家は絶望しなくてよい。債券利回りは多くの国で米国を下回っているが、海外(米国以外)の配当株からは豊富な利回りが得られる。ソーンバーグ・インベス…
WEEKLY 2020年2月2日号
米国以外の高配当株に投資する
There’s a World of Dividend Stocks Out There
海外配当株は配当利回りが高く、セクターも幅広い
米国配当株よりも高利回り、バリュエーションが割安
Illustration by Matt Lehman