weekly magazine
WEEKLYマガジン 2023年1月22日号
ラウンドテーブルのメンバーが選ぶ26銘柄
Our Roundtable Pros Scoured the Market. Here Are 26 of Top Stock Picks.
ファンダメンタルズが力強い企業が好調と見込まれる
2022年、バロンズの選択銘柄は市場をアウトパフォーム:こちらが通信簿
Barron’s Stock Picks Beat the Market in 2022. Here’s Our Report Card.
どのセクターに注目するかが成功のカギを握る
株式市場と債券市場が発するメッセージが異なる
Stocks and Bonds Are Sending Different Messages. One Is Wrong.
債券市場の悲観的な見通しのほうに分がありそう
初参加のダボス会議、収穫は経営者との意見交換
A Davos First-Timer on What 4 CEOs Told Us
ボルグワーナー、サーモフィッシャー、ブラックストーン、ナスダックCEOとの対談
FRBと市場で賃金とインフレに関する見方が大きく乖離(かいり)
The Fed and the Markets Disagree on Wages and Inflation
見誤ればハードランディング・リスクが高まる
それでもハイテク企業に投資する理由とは?
Here’s Why the Founder of Thoma Bravo Is Still Buying.
大手PEファーム、トーマ・ブラボーの創業者に聞く
読みどころ
2023年1月22日
1番「カバーストーリー」は名物企画「ラウンドテーブル」の2回目で、4人の参加者の銘柄紹介だ。これまでもバリュー銘柄が多かったが、昨年からの地合いを引き継いで今年もバリュー銘柄が多い。今回は全部で26銘柄だが、例年以上に海外銘柄の推奨が増えている印象で、元ゴールドマンのアビー・コーエン氏の一押しは空調機器のダイキン工業<6367>であり、昨年に続きトヨタ自動車<7203>も推奨している。
2番「フィーチャー」は昨年1年間でBarron'sが推奨した銘柄の成績表だ。選んだ強気銘柄は全体としてベンチマークを少しだけだが上回った。銘柄選定の成否はセクターや産業の選定に左右される度合いが大きいが、昨年の場合はエネルギー・セクターの銘柄が良好で医薬品や農機具など特定の業種も市場を上回った。
3番「フィーチャー」はイタリアの高級スポーツカーメーカーのフェラーリ<RACE>だ。生涯この車を買えない人は多いだろうが、株式の購入は簡単で、今こそ買い時だという。
4番「米国株式市場」では株式と債券では今後の景気見通しが真逆ではないかとの診断だ。すなわち株式市場はソフトランディングを織り込んでいるが債券市場はそうではない。そして記事は、債券市場の見方に分があるとの見立てだ。
6番「投資戦略」は筆者のジャック・ハウ氏が自身初めてダボス会議に乗り込み、経営トップと意見交換した時の内容。それらの企業は、自動車部品メーカーのボルグワーナー<BWA>、科学機器メーカーのサーモフィッシャーサイエンティフィック<TMO>、プライベート・エクイティ―のブラックストーン<BX>、証券取引所の運営企業ナスダック<NDAQ>だ。
9番「インカム投資」は無配が続くウォルト・ディズニー<DIS>だ。2020年に配当を停止するまでの配当利回りは約1.7%だった。トライアン・パートナーズが9億ドルを投資して改革の圧力をかけ、2025年までの復配を望んでいる。
10番「経済スケジュール」のコラムによると、気候危機とエネルギー危機で原子力発電に追い風だという。銘柄は核燃料用ウランを生産する鉱山会社カメコ<CCJ>やセントラス・エナジー<LEU>、小型原子炉製造のニュースケール・パワー<SMR>、ウランを生産する採鉱会社BHPグループ<BHP>などだ。
1番「カバーストーリー」は名物企画「ラウンドテーブル」の2回目で、4人の参加者の銘柄紹介だ。これまでもバリュー銘柄が多かったが、昨年からの地合いを引き継いで今年もバリュー銘柄が多い。今回は全部で26銘柄だが、例年以上に海外銘柄の推奨が増えている印象で、元ゴールドマンのアビー・コーエン氏の一押しは空調機器のダイキン工業<6367>であり、昨年に続きトヨタ自動車<7203>も推奨している。
2番「フィーチャー」は昨年1年間でBarron'sが推奨した銘柄の成績表だ。選んだ強気銘柄は全体としてベンチマークを少しだけだが上回った。銘柄選定の成否はセクターや産業の選定に左右される度合いが大きいが、昨年の場合はエネルギー・セクターの銘柄が良好で医薬品や農機具など特定の業種も市場を上回った。
3番「フィーチャー」はイタリアの高級スポーツカーメーカーのフェラーリ<RACE>だ。生涯この車を買えない人は多いだろうが、株式の購入は簡単で、今こそ買い時だという。
4番「米国株式市場」では株式と債券では今後の景気見通しが真逆ではないかとの診断だ。すなわち株式市場はソフトランディングを織り込んでいるが債券市場はそうではない。そして記事は、債券市場の見方に分があるとの見立てだ。
6番「投資戦略」は筆者のジャック・ハウ氏が自身初めてダボス会議に乗り込み、経営トップと意見交換した時の内容。それらの企業は、自動車部品メーカーのボルグワーナー<BWA>、科学機器メーカーのサーモフィッシャーサイエンティフィック<TMO>、プライベート・エクイティ―のブラックストーン<BX>、証券取引所の運営企業ナスダック<NDAQ>だ。
9番「インカム投資」は無配が続くウォルト・ディズニー<DIS>だ。2020年に配当を停止するまでの配当利回りは約1.7%だった。トライアン・パートナーズが9億ドルを投資して改革の圧力をかけ、2025年までの復配を望んでいる。
10番「経済スケジュール」のコラムによると、気候危機とエネルギー危機で原子力発電に追い風だという。銘柄は核燃料用ウランを生産する鉱山会社カメコ<CCJ>やセントラス・エナジー<LEU>、小型原子炉製造のニュースケール・パワー<SMR>、ウランを生産する採鉱会社BHPグループ<BHP>などだ。
- 【編集人】川田 重信
- 大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。