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WEEKLYマガジン 2023年1月29日号

中国株の大幅な反発に投資する方法

China’s Big Comeback Is Just Getting Started. How to Play It.

チャイナ・ディスカウントの適用が前提

ラウンドテーブルのメンバーが選ぶ23銘柄

23 More Picks From Our Investing Pros

高金利環境で好調な債券も紹介

ホーム・デポのライバル、ロウズに好機

Lowe’s Is Catching Up to Home Depot. Its Stock Price Will Follow.

業者向け事業に伸び、株価は依然割安

ハイテク企業決算、注目は広告市場と個人消費、クラウド

Big Tech Earnings Are Almost Here. Microsoft Has Investors on Edge.

業績の変動要因が景気か構造変化かを見極めるべき

2023年は強気派の年か

The Bulls Have It in 2023—and Last Year’s Losers Are Winners

2022年の負け組が株式市場をけん引

スーパーボウルのストリーミング観戦、今年は複雑に

Why Streaming the Super Bowl Has Gotten Weird

テレビからストリーミングへの移行期、注目銘柄も紹介

利上げの天井はどこ?

How High Will Rates Go? Fed Meeting May Offer Strong Clues.

今週のFOMCで手掛かりも

上昇続く株式市場、動かないFRBと間もなく遭遇

An Unstoppable Market Is About to Meet the Immovable Fed

FOMC後のパウエル議長のコメントに注目

ワークデイ株価、ソフト業界で突出も

Workday Stock Could Outrun the Software Pack

人事・財務ソフトでさらなる飛躍も

今週の予定

Gasoline Prices Are Rising. A Major Beneficiary: Refiners

ガソリン価格上昇、恩恵を受けるのは石油精製会社

読みどころ

1番「カバーストーリー」は「中国株の大幅な反発に投資する方法」だ。ゼロコロナ政策を転換した中国株の10月以降の上昇率は50%を超えている。現在はまだ序章にすぎないかもしれないとする強気記事だ。ただし中国の潜在的な成長率鈍化に伴う「チャイナ・ディスカウント」には留意すべきだ。銘柄はiシェアーズMSCI中国上場投資信託(ETF)<MCHI>などのファンドが無難だろう。海外銘柄では渡航者数回復で東海旅客鉄道<9022>も含まれていた。

2番は名物企画「ラウンドテーブル」の最終回で、前回に続き4人の参加者の銘柄紹介だ。これまでもバリュー銘柄が多かったが、昨年からの地合いを引き継いで今年もバリュー銘柄が多い。今回は全部で23銘柄だ。私は毎回すべての銘柄を登録して推移をチェックしているが、今回もそうするつもりだ。

3番「注目銘柄」は、大手ホームセンターチェーンのロウズ<LOW>に買いの好機が訪れているとの強気記事だ。株価は2021年12月の直近高値から21%下落している。業界最大手のホーム・デポ<HD>に比べ割安感がある。

4番「ハイテク」は今週決算発表が集中する大手ハイテク銘柄の事前の予習だ。先週のマイクロソフト<MSFT>の低調な決算の中にも投資家は光明を見いだした。これは、第4四半期の決算発表がピークを迎える今週に向けた前向きな兆候だ。

6番「投資戦略」は、米国のテレビ番組で最大の注目を集めるスーパーボウルが3週間後に迫っていることに関して。多くの米国人がケーブルテレビ契約を打ち切っているので、どうやってこの世紀の祭典を視聴するのか?

7番「経済政策」は「利上げの天井はどこ?」だ。今週の連邦公開市場委員会(FOMC)でその手掛かりが示されるか? 今回フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを4.50~4.75%に引き上げることはほぼ確実だが、その後どうなるのか?

9番「米国株式市場」は企業向け人事・財務ソフトのワークデイ<WDAY>で、この銘柄に上昇機運があると言う。同社の特徴は、クラウド上で使用される人的資源管理ヒューマン・キャピタル・マネジメント(HCM)というシステムを使用する事業だ。4000社を上回る顧客にHCM人的資源管理ツールを提供しており、HCM事業は2019年以来、年率15%の成長を示してきた。

10番「経済スケジュール」のコラムはガソリンの価格上昇で恩恵を受ける石油精製銘柄を紹介している。例えば、バレロ・エナジー<VLO>、上場投資信託(ETF)のヴァンエック・オイル・リファイナーズ<CRAK>などだ。
【編集人】川田 重信
大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。

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