2023年2月19日
1番「カバーストーリー」は世界中で使われているプラスチックについて。プラスチックなくして現在の生活は成り立たないが、環境への負荷も大きい。ただし消費財企業には大事な素材であり、その代表的な企業はコカ・コーラ＜KO＞、食品・飲料メーカーのモンデリーズ・インターナショナル＜MDLZ＞、食品メーカーのネスレ＜NSRGY＞などだ。彼らは物言う株主と政府の圧力を受けて、未使用プラスチックの使用を控えるとともに再生プラスチック利用を拡大すると約束させられたが、コスト的にも現実は厳しい。

2番「フィーチャー」は恒例の「ファンドファミリー・ランキング」だ。この企画は、総合運用会社のファンドパフォーマンスを比較することで運用会社をランキングしている。普段聞きなれた名前の運用会社もあるが、そうでない会社でも優れた運用で米国では知名度の高い会社も多い。さらに運用成績の背景にある要因も的確に把握できる。証券会社や運用会社の販売担当者に読んでほしい記事だ。

3番「経済政策」はロシアのウクライナ侵攻に関して。記事では今後の展開について三つのシナリオを紹介している。一つ目はいずれの側も決定的な軍事的優位性を獲得できず、戦闘が際限なく続き、支配領域にも大きな変動はない。二つ目は戦争が原型をとどめないほどエスカレートする、そして三つめはロシアでプーチン体制が崩壊する、だ。即時停戦は選択肢になかった。

4番「ウォーレン・バフェット」では、直近のバフェット銘柄を振り返っている。バフェット氏は長期投資で有名だが、ここ数年は、台湾積体電路製造（TSMC）＜TSMC＞やベライゾン・コミュニケーションズ＜VZ＞などの短期保有も目立つ。しかも売却した銘柄の多くはその後値上がりしているので、そのままの方が結果は良かったと言える。投資スタイルが変化したのか？

5番「コラム」は、直近の強い経済データが今後の金融政策とそれが株式市場に与える影響を分析している。

6番「米国株式市場」では今後の見通しはボックス相場だとしているが、誰がなにを根拠にそう言っているのか？

9番「ハイテク」は、いま最もホットな話題のチャットGPTだ。マイクロソフト＜MSFT＞は、オープンAIの技術を組み込んだ検索エンジンであるビングと、それを組み込んだウェブブラウザーのマイクロソフト・エッジの新バージョンを発表した。これがきっかけでグーグルがほぼ独占している検索広告市場に地殻変動が起きるのか？

10番「経済スケジュール」のコラムは、1月の株価上昇が利益水準と照らし合わせて本物だったのかどうかを検証している。