weekly magazine
WEEKLYマガジン 2020年4月19日号
アクティブ運用の株式ETF、ブームとなるか
New Active ETFs May Look a Lot Like Existing Mutual Funds.
「透明性」要件緩和でアクティブ運用の株式ETF増加
パンデミックで製薬株堅調
In a Pandemic, Pharma’s Strengths Emerge: Pipelines With Essential Drugs
重要な治療薬の開発パイプラインの太さが決め手
伝説のバートン・マルキール氏「今は株の買い時」
Buy Stocks Now, Investing Legend Burton Malkiel Says.
『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者推奨銘柄
大きな政府存続の可能性。それが問題だ。
Big Government Could Be Here to Stay. Why That’s a Problem.
民間セクターへの関与拡大がニューノーマルになるかもしれない
株式市場、表面的には大きく続伸
The Market Had a Breakout Week — Unless You Were a Small-Cap Stock
大型株上昇の一方で小型株が下落した意味を考える
自動車業界、パンデミックでどう変わる?
The Car Business Is in a Serious Ditch. Bailouts, Anyone?
自動車メーカーからレンタカーまで、ビジネスへの影響と危機後の展望
読みどころ
主要指数、とりわけナスダック指数がよく上がりました
新型コロナウイルスの治療薬やワクチンへの期待と思惑が市場を揺らして週の前半は上下にぶれましたが、経済活動再開への期待と相まってマーケットは上昇しました。
さて、今週はヘルスケア関連の記事を多く採用しました。
1番「カバー・ストーリー」は「新型コロナが医療にもたらすデジタル革命」で、遠隔医療の注目銘柄を紹介しています。新型コロナウイルスの感染拡大で遠隔医療はより身近になるかもしれない。ただしその「革命」は緩やかなものになるとのことです。
紹介銘柄は遠隔医療業界最大手で遠隔医療プラットフォームを提供しているテラドック・ヘルス<TDOC>が最初です。2番目はリボンゴ・ヘルス<LVGO>で高血圧や糖尿病など慢性疾患のデータ管理・分析をする会社。次のマシモ<MASI>は呼吸と脈拍のモニタリング機器を製造し病院と診療所に販売。最後4番目はアイリズム・テクノロジーズ<IRTC>でウエアラブルのバイオセンサーを利用し心臓の不整脈を分析します。いずれも今後の医療の姿を先取りした企業で投資対象として極めて興味深いエリアです。日本の投資家には貴重で有益な記事だと自負します。
また、3番「ヘルスケア」は大手ヘルスケア銘柄を、4番「ヘルスケア」では医療保険銘柄をアップデートしています。
ところで5番は『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者であるバートン・マルキール博士のインタビュー記事です。この著名な学者はインデックス投資の理論的支柱ですがインタビューでは彼の相場観、銘柄にも話が及びます。これも「バロンズ・ダイジェスト」ならではでしょう。
7番「テクノロジー」では、急騰しているズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>をすでに割高として、それ以外の有望銘柄を紹介しています。これらはコンテンツ企業やeコマース事業者にセキュリティサービスを提供しながらインターネット上の負荷をバランスさせる企業群で、アカマイ<AKAM>を筆頭に7銘柄あります。
9番「自動車」は、GM<GM>などの自動車メーカー各社の不振が部品メーカー、ディーラーにまで悪影響が及ぶという内容。10番「経済スケジュール」では、その自動車に多く使われ苦境にあえぐ鉄鋼メーカーを取り上げています。
さて決算発表がいよいよ本格化します。先週までS&P500指数構成銘柄のうち9%、45社ほどが発表済みです。今週は90社以上が予定されており、その中には注目のネットフリックス<NFLX>も含まれます。
新型コロナウイルスの治療薬やワクチンへの期待と思惑が市場を揺らして週の前半は上下にぶれましたが、経済活動再開への期待と相まってマーケットは上昇しました。
さて、今週はヘルスケア関連の記事を多く採用しました。
1番「カバー・ストーリー」は「新型コロナが医療にもたらすデジタル革命」で、遠隔医療の注目銘柄を紹介しています。新型コロナウイルスの感染拡大で遠隔医療はより身近になるかもしれない。ただしその「革命」は緩やかなものになるとのことです。
紹介銘柄は遠隔医療業界最大手で遠隔医療プラットフォームを提供しているテラドック・ヘルス<TDOC>が最初です。2番目はリボンゴ・ヘルス<LVGO>で高血圧や糖尿病など慢性疾患のデータ管理・分析をする会社。次のマシモ<MASI>は呼吸と脈拍のモニタリング機器を製造し病院と診療所に販売。最後4番目はアイリズム・テクノロジーズ<IRTC>でウエアラブルのバイオセンサーを利用し心臓の不整脈を分析します。いずれも今後の医療の姿を先取りした企業で投資対象として極めて興味深いエリアです。日本の投資家には貴重で有益な記事だと自負します。
また、3番「ヘルスケア」は大手ヘルスケア銘柄を、4番「ヘルスケア」では医療保険銘柄をアップデートしています。
ところで5番は『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者であるバートン・マルキール博士のインタビュー記事です。この著名な学者はインデックス投資の理論的支柱ですがインタビューでは彼の相場観、銘柄にも話が及びます。これも「バロンズ・ダイジェスト」ならではでしょう。
7番「テクノロジー」では、急騰しているズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>をすでに割高として、それ以外の有望銘柄を紹介しています。これらはコンテンツ企業やeコマース事業者にセキュリティサービスを提供しながらインターネット上の負荷をバランスさせる企業群で、アカマイ<AKAM>を筆頭に7銘柄あります。
9番「自動車」は、GM<GM>などの自動車メーカー各社の不振が部品メーカー、ディーラーにまで悪影響が及ぶという内容。10番「経済スケジュール」では、その自動車に多く使われ苦境にあえぐ鉄鋼メーカーを取り上げています。
さて決算発表がいよいよ本格化します。先週までS&P500指数構成銘柄のうち9%、45社ほどが発表済みです。今週は90社以上が予定されており、その中には注目のネットフリックス<NFLX>も含まれます。
- 【編集人】川田 重信
- 大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。