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WEEKLYマガジン 2020年11月8日号

バイデン氏勝利の次に来るものとは

Biden Leads in the Election. What Comes Next

選挙結果が覆る見込みは薄いが、投資家は油断できず

経営者をめぐる騒動でアポロの魅力がかすむことはない

Management Turmoil Doesn’t Dim Apollo’s Investment Appeal

キーマンリスクへの市場の反応は過剰

選挙の不確実性とねじれ議会に備えるポートフォリオ

How to Position Your Portfolio for Uncertainty and Gridlock

カギはヘッジと収益性の「バランス」

政界の新たなゲームは「妥協」か

Compromise Could Be Washington’s New Game. What It Means for Investors

分割政府は投資家にとってはプラス

どちらが大統領でも株式市場には影響なしか

The Stock Market Doesn’t Care Who the President Is

経済回復期待を背景に選挙結果を都合よく織り込む

アルツハイマー治療薬承認の期待が高まるバイオジェンは買い時か

Biogen’s Alzheimer’s Drug Inches Closer to Approval. Is the Stock a Buy?

FDAの前向きな見解に先週株価が急騰するも、意見は分かれる

投資家は最も安全な資産としてハイテクに投票

Investors Vote for Tech Stocks as the Market’s Safest Play

新たなディフェンシブセクターに

ねじれ状態の政府の下でFRBができること

Divided Government May Push the Fed to Go Bigger

創造的融資プログラムによる支援

FRB、景気浮揚には手助けが必要

The Fed Will Need Help to Prop Up the Economy as D.C. Gridlock Looms

財政合意は不確実、追加金融政策の有効性にも疑問

今週の予定

Cannabis Ballot Initiatives Go 4 for 4

4州で嗜好用大麻合法化、他州でもそれに続く動きが起きるか

読みどころ

2020年11月8日

マーケット概況
先週の主要株価3指数は揃って急騰した。S&P500指数は7.3%、ダウ工業株30種平均(NYダウ)は6.9%、ナスダック総合指数は9.0%上昇し、大統領選があった週としては1932年以来の最高の上昇率となった。大統領選と議会が接戦となったことで企業への規制強化をめぐる懸念が和らいだことが相場を押し上げたとみられる。

1番「カバーストリー」は、大統領、上院、下院の選挙結果を待つ中で、考慮すべき留意点を紹介している。前提はバイデン候補が大統領になることだ。また上院を共和党が過半数を維持し、ねじれ議会となれば、バイデン氏は上院共和党との調整が少なくとも2年は続く。過去のねじれ議会の期間は、一方の党が大統領と上下両院を抑えているときよりも、S&P500指数の上昇率は大きく上回っている。また記事では、年末12月31日には失業給付が終了し、また新型コロナウイルスが再拡大しているなかで、景気対策の規模や長期金利の見通しについても分析している。

2番「フィーチャー」は、オルタナティブ投資会社のアポロ・グローバル・マネジメント<APO>だ。現在同社は最高経営責任者(CEO)のレオン・ブラック氏(69歳)が、有罪判決を受けた性犯罪者のジェフリー・エプスタインと長年にわたり関わりがあったことを理由に辞任する可能性に直面。ただしアポロの運用資産と利益が成長を続けていることやオルタナティブ投資会社に有利な環境を考えると同社株は魅力的なようだ。

3番「フィーチャー」は、選挙の不確実性と予想されるねじれ議会に備えるポートフォリオについて紹介している。大統領選ではバイデン候補の当選が有力視されている。選挙後を見越したポートフォリオを構築する投資家には悩ましい展開となっている。

4番「インタビュー」は、調査会社「コーナーストーン・マクロ」の米国政治調査の責任者へのインタビューだ。予想によると、大統領選はバイデン候補の勝利、上院は共和党支配となりそう。下院も民主党が過半数を維持するものの、共和党との議席数の差は大幅に減少する。市場にとってこのねじれ状態(大統領の政党と議会の支配政党が異なる)はどういう意味があるのか? 

8番「フィーチャー」は、ねじれ状態にある政府の下でFRBができることを考察している。FRBは、コロナウイルス支援・救済・経済安全保障(CARES)法の下で種々の貸付プログラムを用意したが、多くの融資枠が未使用のまま残っている。問題は金利や条件などの使い勝手が悪いことだ。解決方法として、FRBがローンを組成し借手を直接審査するにあたって財務省と協力することを挙げている。

9番「コラム」はFRBの景気浮揚に対する重要性を述べている。ブルーウエーブの可能性が小さくなる中で財政政策を打ち出すことが不確実となり、結局、残された手段は金融政策ということになる。

なお、「バロンズ・ダイジェスト」作成中にバイデン候補の当選確実が伝えられている。
【編集人】川田 重信
大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。

2021年2月28日号の読みどころ

2021年2月21日号の読みどころ

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